今年4時間耐久を見に行きたいと思ったのは、知ってる人が出てるとか、好きなチームが出ているとか、そういうわけではなく、ただ単に久しく見ていなかったから。それだけ。
・・・まさか、このレースがあれだけ素晴らしく、かつ予想の範疇を超えた物になろうとは・・・。
3年ぶりに鈴鹿へ足を踏み入れたが、グランドスタンドに変な建物wがある以外は、全然変わっていなかった。
細かくは改良はしているはずだから、しっかり見てみれば微妙に違うところが見つかるはずだが。
自分では見つけられん。
到着した時点で、4時間耐久レースが始まって30分ほど経っていて、コース上ではST600クラスの4時間の戦いが行われていた。
行過ぎるレース車両は、ほぼ皆甲高い4st.の4気筒サウンドを響かせて、自分が居るDスタンドの前を通過してゆく。が、中に1台、変な重低音を響かせる物体が・・・。
「・・・ドゥカティ?」
レープロを見ると、確かにいる。ゼッケンNo.21、KDCサービス&SRミニマムのドゥカティ749R。エントリーリストを見るとドゥカティはこの1台だけで、まさに孤軍奮闘していた。
あのLツインの重低音はメインストレッチの向こう側からはっきりと聞こえてきていて、目の前を通り過ぎても、S字から逆バンクにかけてその音が聞こえてくる。アクセルのオンオフやパーシャルにしているのも音でわかる。
目の前でドゥカティが通り過ぎると、1コーナーの突っ込みまで見てしまうが、どうやらそういうことをするのは自分だけではなかったようで、近くで観戦していた人も、毎回ドゥカティが通過するたびに、その後姿を追っかけていた。
レースはトップを走るゼッケンNo.6、DOG HOUSE&シーベルwithオーテック&ロードウェイのCBR600RRに、有力チームであるCLUB桜井ホンダ&OSGフェニックス&モトスポーツのCBR600RRが次第に距離を詰めていく。その後ろからゼッケンNo.19モリワキクラブのCBR600RRが虎視眈々と2番手を狙っているという構図。同一周回はこの3台で、1位と2位が接近しており、3位のモリワキクラブは2位から暫く離れた位置を走っている。
残り20分くらい?で2位の桜井ホンダがDOG HOUSEを捕らえ始め、あと10分を切ったところで逆転。このまま桜井がトップを維持しながらゴールするのか・・・と思いきや、4時間経過し、このラップでチェッカーが振られるという周回で、DOG HOUSEが桜井ホンダを抜き返した!
桜井ホンダは抜かれたとはいえ、再度抜き返そうとする。
そして、2台がサイドバイサイドでカシオトライアングルに進入して・・・
2台とも接触、転倒!騒然となる観客席。2台とも幸いしていたのは、速度がかなり落ちるカシオトライアングルでの接触だったために、マシンには重大な損傷がなかったことだが、ゆっくりしてはいられない。どちらもまだ走れる状態の上に、約1分後には同一周回の3位のモリワキクラブが接近している。
どっちが早く機体を起こすか。
どっちが早くエンジンを再起動させるか。
どっちが早くコントロールラインを通過し、チェッカーを受けるか。
はたまた3位のモリワキが追いついて逆転優勝するのか。
No.6のDOG HOUSEが先に立ち上がり、満身創痍といった感じで最終コーナーへ向かい、そしてチェッカーを受けた。
こんなレース見たことないよ!
いやすごいレースだった。
最後の最後で接近戦の上に後わずかでゴールするというところで接触転倒。そして機体がボロボロの状態になりながらのチェッカーと、何だか出来のいい小説を読んでいるみたい。出来がよすぎて編集からチェック入れられそうw。
こういう風になるとは出発時は露にも思わなかった。2時半に起床出来たのも、スポーツバレー東海で風呂に入れなかったのも、結局はこのレースを見ろという啓示だったのか。
しかし、4時間耐久はなかなか雑誌の記事にはなりにくいし、ましてや映像は難しいからなぁ。できれば、今年の4時間耐久はダイジェストでもいいからソフト化して欲しいと思うのは自分だけか?
・・・実にいいレースだった。出来るなら、スタートからじっくりともう一度見たい。
トップ10トライアルは翌日以降ということで。
・・・まさか、このレースがあれだけ素晴らしく、かつ予想の範疇を超えた物になろうとは・・・。
3年ぶりに鈴鹿へ足を踏み入れたが、グランドスタンドに変な建物wがある以外は、全然変わっていなかった。
細かくは改良はしているはずだから、しっかり見てみれば微妙に違うところが見つかるはずだが。
自分では見つけられん。
到着した時点で、4時間耐久レースが始まって30分ほど経っていて、コース上ではST600クラスの4時間の戦いが行われていた。
行過ぎるレース車両は、ほぼ皆甲高い4st.の4気筒サウンドを響かせて、自分が居るDスタンドの前を通過してゆく。が、中に1台、変な重低音を響かせる物体が・・・。
「・・・ドゥカティ?」
レープロを見ると、確かにいる。ゼッケンNo.21、KDCサービス&SRミニマムのドゥカティ749R。エントリーリストを見るとドゥカティはこの1台だけで、まさに孤軍奮闘していた。
あのLツインの重低音はメインストレッチの向こう側からはっきりと聞こえてきていて、目の前を通り過ぎても、S字から逆バンクにかけてその音が聞こえてくる。アクセルのオンオフやパーシャルにしているのも音でわかる。
目の前でドゥカティが通り過ぎると、1コーナーの突っ込みまで見てしまうが、どうやらそういうことをするのは自分だけではなかったようで、近くで観戦していた人も、毎回ドゥカティが通過するたびに、その後姿を追っかけていた。
レースはトップを走るゼッケンNo.6、DOG HOUSE&シーベルwithオーテック&ロードウェイのCBR600RRに、有力チームであるCLUB桜井ホンダ&OSGフェニックス&モトスポーツのCBR600RRが次第に距離を詰めていく。その後ろからゼッケンNo.19モリワキクラブのCBR600RRが虎視眈々と2番手を狙っているという構図。同一周回はこの3台で、1位と2位が接近しており、3位のモリワキクラブは2位から暫く離れた位置を走っている。
残り20分くらい?で2位の桜井ホンダがDOG HOUSEを捕らえ始め、あと10分を切ったところで逆転。このまま桜井がトップを維持しながらゴールするのか・・・と思いきや、4時間経過し、このラップでチェッカーが振られるという周回で、DOG HOUSEが桜井ホンダを抜き返した!
桜井ホンダは抜かれたとはいえ、再度抜き返そうとする。
そして、2台がサイドバイサイドでカシオトライアングルに進入して・・・
2台とも接触、転倒!騒然となる観客席。2台とも幸いしていたのは、速度がかなり落ちるカシオトライアングルでの接触だったために、マシンには重大な損傷がなかったことだが、ゆっくりしてはいられない。どちらもまだ走れる状態の上に、約1分後には同一周回の3位のモリワキクラブが接近している。
どっちが早く機体を起こすか。
どっちが早くエンジンを再起動させるか。
どっちが早くコントロールラインを通過し、チェッカーを受けるか。
はたまた3位のモリワキが追いついて逆転優勝するのか。
No.6のDOG HOUSEが先に立ち上がり、満身創痍といった感じで最終コーナーへ向かい、そしてチェッカーを受けた。
こんなレース見たことないよ!
いやすごいレースだった。
最後の最後で接近戦の上に後わずかでゴールするというところで接触転倒。そして機体がボロボロの状態になりながらのチェッカーと、何だか出来のいい小説を読んでいるみたい。出来がよすぎて編集からチェック入れられそうw。
こういう風になるとは出発時は露にも思わなかった。2時半に起床出来たのも、スポーツバレー東海で風呂に入れなかったのも、結局はこのレースを見ろという啓示だったのか。
しかし、4時間耐久はなかなか雑誌の記事にはなりにくいし、ましてや映像は難しいからなぁ。できれば、今年の4時間耐久はダイジェストでもいいからソフト化して欲しいと思うのは自分だけか?
・・・実にいいレースだった。出来るなら、スタートからじっくりともう一度見たい。
トップ10トライアルは翌日以降ということで。
スポンサーサイト